経済指標に関する用語

PCE(Personal Consumption Expenditures)デフレーターとは、
米商務省が発表する経済指標で、
名目個人消費支出(名目PCE)÷実質個人消費支出(実質PCE)で算出される。

中でも、エネルギーと食品を除いたものを「コアPCEデフレーター」といい、
米個人消費の物価動向を示す非常に重要な経済指標である。
月次ベースでの前年比の数字が注目され、変化率がプラスであればインフレーション、マイナスであればデフレーションと見ることができる。
最近はプラスだが、その前年比幅の変動率が金融政策を決める重要な数字となる。
この指標の変動幅により、外為市場において大きく動く要因となることも多い。

ベージュブックとは、全米12地区連銀が米国の個人消費・製造業・サービス・建設・金融・物価・賃金等についての各地区の経済活動をまとめた報告書のこと。
報告書がベージュ色のためベージュブックと呼ばれる。
FOMCが開催される2週間前の水曜日に公表することとなっており、FOMC政策金利の変更等の議論のベースの一つとなる。

日銀短観とは、日本銀行が四半期に一度発表する「主要(全国)企業短期経済観測調査」のこと。
日本銀行が調査し、直接、各企業の経営者に業況感を問うマインド調査であるので、回収率も高く、直近では約10,000社を対象に実施されるので、国内の数多くある経済指標の中でも特に注目されている統計で、金融政策に影響を与える。。
全国の大手企業と中小企業、製造業と非製造業などに分けて、業績や状況、設備投資の状況、雇用などについて実績と今後の見通しを聞くもの。
海外や金融関係者の間でも「TANKAN」の名称で知られている。


日銀短観の数多くの調査項目の中でも市場から最も注目されるのは「業況判断DI」。
DIとは、Diffusion Index(ディフュージョン インデックス)のこと。
主要企業・製造業のアンケート回答者の実感が数字に表れるので、その時の企業および経営者の心理もあらわされるが、逆に直近の実態経済を表しているとも言われている。

ISM非製造業総合景況指数とは、米供給管理協会(ISM)が発表するアメリカ国内の非製造業におけるセンチメントを反映する景気転換の先行指標。

50%が景気動向の良し悪しを測る分岐点となり、50%を上回ると景気拡大。
下回ると景気後退を示唆する。
ISM非製造業景気指数とも、ISM非製造業景況指数とも呼ばれる。

同じくISMが発表する製造業における景気指数に比べると、重要度は落ちる。
理由は、景気に対する先行性では製造業に遅れる面があるためである。


米雇用統計とは、アメリカ国内の景気動向を計る上で、米労働省が発表する超ド級の最重要の経済指標。
失業率・非農業部門雇用者数・製造業部門雇用者数・小売業部門就業者数・週労働時間・賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目からなり、
その中でも、失業率・非農業部門雇用者数の2項目が最も重要。

月初めの金曜日、ニューヨーク現地時間午前8時30分に発表される。
最重要指標であるので、アメリカの金融政策に大きく影響を与えることになる。
アメリカドルは世界の基軸通貨なので、ドル円・ユーロドルに限らず、
すべてのFX相場が大きく動くことが多く、雇用統計発表時には最大限の注意をはかる。

また、発表前後は取引量が圧倒的に増える為、FX会社の中ではサーバーダウンや
スプレッドの大幅上昇する場合があるので、こちらにも注意を怠らない気持ちが必要。

フィラデルフィア連銀製造業景気指数とは、米国の代表的な経済指標の1つで、
フィラデルフィア連邦銀行の管轄区3州(ペンシルバニア州、ニュージャージー州、
デラウエア州)の製造業の景況感や経済活動の現状などを指数化したもの。

指数の具体的な内容は、非農業部門の就業者数、失業率、製造業の新規受注、
製造業の平均賃金、個人所得などの11項目について1ヶ月前と比較した現状と
6ヶ月後の期待を、「良い」「同じ」「悪い」の中から選択させ指数化させたもの。
全国の州をカバーするISM製造業景況指数との相関性が高い。
毎月第3木曜日に発表され、株価、為替動向にも影響します。

シカゴ購買部協会景気指数とは、アメリカの経済指標のひとつで、
シカゴ地区購買部協会がシカゴ地区の製造業に対し、新規受注や価格指数、在庫などを
アンケートすることにより指数化したもの。
50%を割り込むと景気後退、50%を上回ると景気拡大とされています。
毎月月末最終営業日に発表される。

ISM製造業景気指数よりも先に発表され、ISM製造業景況指数とよく似た傾向があります。
シカゴ地区に限定されているため、注目度は低いですが、
ISM製造業景気指数がアメリカの金融政策に大きな影響を与えるため、その前発表される
シカゴ購買部協会景気指数もチェックする必要がある。
先行指標として為替、株価動向に影響するアメリカ経済指標です。

米供給管理協会が発表する、「製造業」における景気転換の先行指標で、
株価・為替動向に大きく影響を受けるアメリカの代表的な経済指標。
FED・米連邦準備理事会(FRB)の金利政策の動向を予測する上での経済指標としても注目されている。
ISM(米供給管理協会)が製造業約400社の購買担当役員に生産・新規受注・入荷遅延比率・在庫・雇用の各項目について「良い」「同じ」「悪い」かアンケートを行い、
1ヶ月前と比較して、そのアンケートを指数化したもの。
毎月第1営業日に前月の集計結果が発表され、50を割り込むと景気後退、
50を上回ると景気拡大とされる。
景気先行指数として重要度は大。

以前は全米購買部協会指数(NAPM)と呼ばれており、年齢が上の方はこの方がなじみがあるかも。
ISM製造業景況指数とも、ISM製造業景況感指数とも呼ばれることもある。


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